転職を考え始めたとき、つい求人を眺めたり転職エージェントに登録したりしがちです。しかし、その前に「転職の軸」をしっかり固めておくと、求人の絞り込みから面接対策まで、すべてがスムーズに進みます。

この記事では、転職活動の最初の一歩として、転職の軸を作る方法を3ステップでわかりやすく解説します。
【目次】
- 転職の軸とは?
- なぜ最初に軸を固めるべきか
- STEP1:理想の未来を描く
- STEP2:いまとのギャップを理解する
- STEP3:ギャップを埋めるための最優先事項を決める
- 具体例:どこを“捨てて”、何を最優先にしたか
- まとめ
転職の軸とは?

転職の軸とは、転職において「最優先で実現したいこと」を指します。年収、ワークライフバランス、成長環境、裁量の大きさ、勤務地など、候補はいくつあっても構いません。
大切なのは、その中で何を最も重視するかを決めておくことです。
なぜ最初に軸を固めるべきか
① 転職理由を作りやすくなる
優先順位の高い項目がはっきりしているため、転職理由が自然とまとまります。
② 求人を選ぶ基準が明確になる
求人を見るときに「ここは自分の軸と合っているか?」と判断でき、迷いが減ります。
③ 書類・面接で一貫性が出る
志望動機や自己PRに一貫性が生まれ、説得力が増します。
④ 面接で強くなる
本心で大切にしていることを語れるため、自然と自信を持って話せるようになります。
STEP1:理想の未来を描く

まずは、10年後・20年後の理想の自分を想像します。「一般的に良い」と言われる姿ではなく、自分が本当に望む未来を思い浮かべてください。
- お金をとにかく重視したい
- 残業が少なく、自由な時間を多く持ちたい
- 裁量の大きい環境で働きたい
実現できるかどうかは一旦考えなくてOKです。まずは素直に理想を描きましょう。
STEP2:いまとのギャップを理解する
理想が描けたら、「このまま今の会社で働き続けて実現できるか?」を考えます。
ギャップがあるなら、転職でその差を埋めるための方法を考えるステージへ進みます。
STEP3:ギャップを埋めるための最優先事項を決める
転職によって改善できることの中から、最優先で満たすべき条件を決めます。
ここで大切なのは、「なにを捨てても良いか」という覚悟も持つことです。
例:年収が多少下がっても良い/残業が増えてもOKなど
具体例:どこを“捨てて”、何を最優先にしたか
STEP1.会社に依存しない働き方を目指した
私は、著書『転職の思考法』を参考にし、「いつでも転職できる状態をつくること」が自由につながると考えました。どこでも通用する専門性や経験=技術資産を積むことで、市場価値を高められる。そうすることで会社に依存せず働けると感じたのです。
STEP2.今の環境と大きなギャップを感じた
前職ではIT企業のヘルプデスクとしてサーバー保守を担当していました。待遇や人間関係は良かったものの、扱う領域は狭く、同じ作業を繰り返す日々でした。
このままでは技術資産が増えず、選択肢のある働き方には近づけない——そう感じ、大きなギャップを意識しました。
STEP3.どこでも通用する汎用スキルを最優先にした
私は、以下のような汎用的スキルを身につけられる環境を最優先事項にしました。
- Office365を使った資料・メール作成などの基礎ITスキル
- 顧客・ベンダー・社内との折衝能力
- 複数タスクを整理し、効率よく進める力
- チームで成果を出すためのコミュニケーション能力
これらが身につく環境以外は、たとえ条件が良くても選ばない覚悟を持っていました。年収が下がっても構わない、ワークライフバランスが悪くなってもいい——それほど強く軸を固めていたのです。
結果的には、年収も大きく変わらず、ワークライフバランスも維持できる転職ができました。
まとめ
転職を成功させる鍵は、最初に「自分の軸」を明確にすることです。
軸が決まれば、求人選び・書類作成・面接のすべてがブレなくなり、転職活動のストレスがぐっと減ります。
まずは、理想の未来を描き、今とのギャップを知り、最優先事項を決める——この3ステップから始めてみてください。